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職場のリスキリング、半数以上が「進んでいる」と感じるも経験者は10%台 働き方改革で自由時間が増えても取組み率伸びず

ベンドは、運営する「スキルアップ研究所」にて「働き方改革とリスキリングに関する実態調査」を実施し、結果を公表した。

■半分以上の人が働き方改革が進んでいると実感している

社会人500人を対象に「あなたの職場では働き方改革が進んでいるか?」という質問を行うと、半分以上の人が「進んでいる」「どちらかといえば進んでいる」のいずれかを回答した。

この結果から同社は、働き方改革は多くの職場で進行していることがわかるが、「進んでいる」と答えた人はわずか9.2%であり、本格的に改革が行われている職場はまだ少なく、働き方改革の普及は十分に進んでいるとは言えないとしている。

職場では働き方改革が進んでいるか

■自由時間が増えてもリスキリングの取り組み率はほぼ変わらない

働き方改革によって自由に使える時間が増えたと感じる人と感じない人それぞれに「リスキリングの経験」の有無について尋ねたところ、どちらもリスキリング経験者の割合は10%台にとどまり、その差は5%程度であった。

自由な時間が増えたとしても、それを特にリスキリングに活用する人は多くないことがうかがえる結果に。

「リスキリングの経験」の有無

■時間が足りないことがリスキリングをしない最大の理由

リスキリング未経験者に対して、「リスキリングをしない理由」を質問すると、「時間が足りないから」という回答が44%で最多となった。

しかし、働き方改革によって自由時間が増えた人でもリスキリングの取組み率が依然として低いことが前の調査でわかっていることから、同社は、働き方改革で自由時間が増えたといっても、リスキリングが十分にできるほどの時間が増えたわけではない可能性が指摘できるとしている。

リスキリングをしない理由

この結果に、リスキリングの取り組みをより促進するためには、現状よりさらに可処分時間を確保できるような改革を進めていくことが必要だと同社は考察している。

<参考>
ベンド・スキルアップ研究所調べ『働き方改革とリスキリングに関する実態調査

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