千葉県東庄町は、ドローンを活用した物流実証実験を3回にわたり実施し、災害時対応や地域支援の新たな可能性を確認したと発表した。

2024年12月の第1回実験では、ドローンを用いて約6.1km離れた地点へ弁当を配送し、食料品配送の実用性を確認。

2025年2月上旬の第2回実験では、災害時を想定し、発電機とガソリンを医療機関や福祉施設へ安全に輸送することに成功したという。
ウインチを活用し避難所や医療機関などスペースが限られる場所でも荷下ろしができるか確認したほか、飛行中のドローンのリアルタイム監視システムの活用し輸送状況を正確に把握できることを実証したとのことだ。

同年2月中旬に行った第3回実験では、買い物困難者支援として、ドラッグストアから個人宅へ日用品の配送に成功。鉄道上空での飛行の安全性も確認したという。

これらの実験により、ドローンが災害時や日常生活の支援に有効な手段となる可能性が示されたとのことだ。同町は今後より実用的な運用体制の構築を目指すとしている。