東急リゾーツ&ステイは、東急ステイ全31施設において制服のリニューアルおよび身だしなみ規定の緩和を実施した。

東急ステイでは、さまざまな国籍や価値観を持つスタッフが働いている。こうした環境に対応するため、約20年間使用されてきた制服を刷新し、ネイビーやホワイトを基調としたジェンダーレスなデザインを採用。新制服にはシワになりにくく伸縮性のある軽量素材を使用し、複数のコーディネートパターンを用意することで、スタッフの快適性を向上させるという。

また、これまで細かく規定されていた頭髪やメイク、アクセサリーに関するルールを撤廃し、個々の判断を各ホテルの責任者に委ねる方針とした。清潔感と安全性を確保しつつ、スタッフの個性を尊重し、各施設の特色に合わせた柔軟な運用を可能にする。

制服リニューアルは、よりフレンドリーな「体験型ホテル」を目指す施策の一環となる。フロントスタッフは従来の受付業務にとどまらず、「コミュニケーター」としての役割を担い、各ホテルの独自の魅力を発信していくとのことだ。
制服変更に伴い、旧制服は廃棄せず、アップサイクルを企画中だという。環境保全の観点から、スタッフの想いや歴史を未来へ継承する取り組みを進めるとしている。