クラウド セキュリティ業界を牽引するZscaler(以下、ゼットスケーラー)は、サイバー レジリエンスに関するグローバル調査を実施し、結果を公表した。
自社がサイバー攻撃を含む将来の障害シナリオを乗り切れると確信するITリーダーの意識と実際のセキュリティ対策との間に大きなギャップがあることが明らかになりました。Sapio Researchが
■調査結果
12カ国1,700人のIT意思決定者を対象に実施した同調査では、日本のITリーダーの33%が自社のITインフラはレジリエンスが高く、91%が現行のサイバー レジリエンス対策が有効であると考えていることが判明。
しかし、この自信と相反する結果として、ITリーダーの65%が6か月以上サイバー レジリエンス戦略を見直しておらず、世界平均の40%を25%上回る結果に。
さらに、自社の戦略がAIを悪用する新たな攻撃に対応できる最新のものであると答えた回答者は、わずか37%にとどまる結果となった。
この結果は、各リーダーの自信と実際の行動との間にギャップがあることを示しており、世界平均(45%)を8%下回っている。
同社は、脅威環境が進化し、ランサムウェア攻撃がもたらす壊滅的な被害が明らかになるなかで組織に求められるのは、攻撃への対応力と攻撃に対する戦略の見直しだとしている。
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【調査概要】
調査時期:2024年12月
調査会社:Sapio Research
調査対象:12の市場(オーストラリア、フランス、ドイツ、インド、イタリア、日本、オランダ、シンガポール、スペイン、スウェーデン、英国およびアイルランド、米国)
調査人数:1,700人のIT意思決定者(ITリーダー)
※ITリーダーが属する業界は多岐にわたり、従業員500人以上の企業に勤務。
<参考>
Zscaler『サイバー レジリエンスに関するグローバル調査』