働く女性の4割超が「給与が低い」ことに不満を抱えている　今後のキャリアは半数超が「現状維持」と回答

ベンチャーサポート税理士法人を運営するベンチャーサポートコンサルティングは、「働く女性のキャリアビジョン」に関する意識調査を実施し、その結果を公表した。

■現在の職場への不満は「給与が低い」が4割超

現在の職場で、不満を感じていることはあるか聞いたところ、「給与が低い」と回答した人が最も多く、次いで「職場の雰囲気や人間関係」「スキルアップができない」「キャリアプランを描きにくい」などが上位に挙がった。

また、現在の職場に対する不満として「給与が低い」と回答した人は、正社員が39.0％、契約社員・派遣社員が47.6％で、契約社員・派遣社員の人の方が不満を抱えていることが明らかに。その他の項目については、大差はなかった。

■半数近くが「女性が働きやすい社会に変化してきている」と回答

女性が働きやすい社会に変化してきていると感じるか聞いたところ、「はい」が47.1%、「いいえ」が52.9%という結果になった。

半数近くの人が、実際に「女性が働きやすい社会に変化してきている」と実感していることが明らかに。

■現在の年収は、半数近くが「300万円未満」と回答

現在の年収を聞いたところ、「200万円未満」が14.5%、「200万円以上～300万円未満」が33.4%と、半数近くが「300万円未満」と回答した。

■今後のキャリア形成は「現状維持」が半数超。約3割の人は「転職」を検討。「起業」は1割未満

今後、どのようなキャリア形成を考えているか聞いたところ、「現状維持」と回答した人が最も多く、次いで「転職する」が28.0%、「昇進を目指す」が7.4%と続いた。

■転職先を選ぶ上で重視することは「仕事内容」「年収アップ」「雇用が安定していて長く働ける」

今後のキャリア形成で「転職する」と回答した人に、転職先を選ぶ上で、重視することを聞いたところ、「仕事内容」と回答した人が最も多く、次いで「年収アップ」「雇用が安定していて長く働ける」「福利厚生」などが上位に挙がった。

■4割の人が「主任」までの昇進を目指していると回答

今後のキャリア形成で「昇進を目指す」と回答した人に、どこまで昇進を目指しているか聞いたところ、「主任まで」と回答した人が最も多く、次いで「部長まで」「課長まで」「役員まで」の順に続いた。

【調査概要】
 調査方法： ゼネラルリサーチのモニターを利用したWEBアンケート方式で実施
 調査の対象：ゼネラルリサーチ社登録モニターのうち、正社員・契約社員・派遣社員として働いている女性を対象に実施
有効回答数：1,033人（正社員：516人、契約社員・派遣社員：517人）
調査実施期間：2024年10月22日～2024年10月23日

＜参考＞ベンチャーサポートコンサルティング『働く女性のキャリアビジョンに関する調査』