Hondaの航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー(以下、HACI)は、米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市内の生産工場にて、新型小型ビジネスジェット機「HondaJet Echelon(ホンダジェット・エシュロン)」の型式認定用テスト機の製造を開始したことを発表した。

HondaJet Echelonは、世界で初めてノンストップでのアメリカ大陸横断を可能とするライトジェット機で、2026年の初飛行を目指して開発が進められているという。
HACIは2025年2月に、HondaJet Echelon型式認定用テスト機の最初の製造工程である主翼の組み立てを開始し、製品化に向けた大きなマイルストーンを達成。
また、今後のHondaJet Echelon型式認定用テスト機の製造、および将来の量産開始を見据え、HACIの生産工場内にHondaJet Echelon専用の生産ライン開設を進めており、2024年末には各工程で使用する主要設備の搬入が完了されている。
さらに、2025年1月には、システム統合検証施設(Advanced Systems Integrated Test Facility)内のフライトシミュレーターによる初飛行を行い、飛行制御システムなど、主要な航空機システムの検証を開始。
今後は、型式認定用テスト機の初飛行および型式証明取得に向けた取り組みを加速していくとのことだ。