noteは、クリエイターが自身の作品に対するAI学習の可否を表明できる機能を導入した。

同機能を設定することで、クリエイターはさまざまなAI事業者による学習行為に対して意向を表明できるようになる。実験的な取り組みとして、ユーザーが拒否意向を示した場合に生成AI事業者のユーザーエージェントをブロックする対応なども検討しているという。
なお、同機能はあくまでクリエイターが意向を表明するための仕組みであり、生成AI事業者のすべてがこの意向を遵守することを保証するものではないとしている。
機能の設定方法については、「note > 設定 > アカウント」から「生成AIの学習に拒否意向を示す」を有効にすることで適用される。対象範囲はnoteに投稿されたすべてのコンテンツであり、アカウントに紐づく全作品に適用されるため、作品ごとに設定する必要はない。設定は有効化したタイミングから適用される。

同機能は、noteが今後AIを活用した取り組みを進めるためのルール整備の一環として実施されたという。AI学習とクリエイターの利益が両立する仕組みの構築を目指し、今後もさまざまな施策を展開するとしている。
noteは、クリエイターとともに生成AIの利活用を推進する立場を取り、業界全体に向けて具体的な活用方法を示しながら、新たなルールの策定を模索していく考えだ。