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アスクル、拠点間輸送を船舶に切り替え CO2排出量68.3%削減と運転時間84.5%短縮を実現

アスクルは、ASKUL LOGIST、マリネックス、東京九州フェリーと共同で「東京九州フェリーモーダルシフトアスクル協議会」を設立し、拠点間輸送の船舶モーダルシフトを開始したと発表した。

アスクル、拠点間輸送を船舶に切り替え

モーダルシフトとは、トラックなどによる貨物輸送を環境負荷の低い鉄道や船舶へ転換することを指す。

今回の取り組みにより、埼玉県入間郡三芳町の「ASKUL三芳センター」から福岡県福岡市の「ASKUL Logi PARK 福岡」への輸送行程において、CO2排出量が従来比で68.3%削減され、トラックドライバーの運転時間も84.5%削減される見込みとのことだ(2024年8月~2025年2月の累計推計値)。

アスクルとASKUL LOGISTは、国土交通省・経済産業省・農林水産省が推進する「ホワイト物流」運動に賛同し、持続可能な物流の実現を目指してきたという。特に「集荷先や配送先の集約」「トラック運転者の拘束時間短縮」「船舶や鉄道へのモーダルシフト」など、具体的な施策を掲げて取り組んでいる。

2024年6月には、アスクル、ASKUL LOGIST、マリネックス、東京九州フェリーの4社が共同で協議会を設立し、同年8月から横須賀~新門司間の輸送をフェリーに切り替えた。この取り組みは、国土交通省の2024年度モーダルシフト等推進事業にも採択されている。

船舶モーダルシフト

アスクルは今後のモーダルシフト推進に向け、ラッピングシャーシ5台を導入し、2025年1月より走行を開始するという。この取り組みにより、アスクルの環境負荷低減に向けた活動が広く認知され、業界全体のモーダルシフト促進につながることをなることを期待しているとのことだ。

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