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4,300社以上のSEO支援実績を誇るランクエストは、10代(15歳以上19歳以下)の男女を対象に「情報収集と検索行動」に関する独自調査を実施し、結果を公表した。
調査結果1:1日のうち最も検索を行う時間帯
1日のうち最も検索を行う時間帯を調査したところ、最も多かった回答は、夕方(17時~19時)で30.7%となった。学校や塾、部活などを終えて自宅に帰宅する時間帯でもあるため、休憩がてらSNSや動画サイトを見たり宿題の調べ物を行ったりと、スマホ・PCを触る機会が増えていると同社は考察している。
次いで多かったのは夜間(20時~23時)で23.3%、3番目に多かったのは午後(14時~16時)で18%でと続く。
また、昼(12時~13時)は10%で午前(8時~11時)は8%、深夜(24時以降)は6%、早朝(5時~7時)は4%と比較的低めの割合となっている。
10代の検索時間帯は夕方から夜にかけての割合が高いことが判明し、この結果に同社は、生活スタイルの特徴や勉強・趣味などをまとめてこなす時間帯が夕方以降に集中していることと深く関係していると推察している。
調査結果2:検索を行う場所(複数選択可)
検索を行う場所として最も多かった回答は「自宅」で77.3%、次いで「通学中(電車・バスなど)」が26%、「外出先(買い物中や移動中)」は9.3%と続く。
また、「職場(オフィス)」が8.7%という結果に同社は、アルバイト先で空き時間を見つけて調べものをする10代が一定数いる可能性を示しているとしている。一方、「カフェや飲食店」は2%と比較的少数となった。
全体として、10代にとっては自宅が検索の拠点になっている一方で、通学中や外出先といった移動時間・スキマ時間も有効活用している様子がうかがえる結果に。
スマホ普及率の高さや必要なときにすぐ検索できるモバイル環境が当たり前の世代だからこそ、日常のあらゆるシーンで検索が行われていると同社は考察している。
調査結果3:どのような情報を検索することが多いか(複数選択可)
検索する情報について最も多かった回答は、「趣味・娯楽(音楽、映画、ゲーム、アニメなど)」で60%という結果に。次いで「生活関連の情報(レシピ、健康、家事のコツ、天気予報など)」が24%、「ニュース・トレンド情報(最新の出来事、話題のトピック、世の中の動きなど)」が22.7%と続く。
「買い物関連の情報(商品レビュー、価格比較、ECサイトの商品情報など)」は18.7%で、スマホで商品の評判や価格を調べるなど、消費行動がオンライン中心になりつつある現在の10代ならではの姿がうかがえた一方、「仕事関連の情報(ビジネス用語、ノウハウ、業界ニュースなど)」は12.7%と比較的低め。
総じて、10代は趣味・娯楽分野への高い関心がうかがえる一方で、日常生活の質を高めるための情報や、最新のニュース・トレンドにもしっかりアンテナを張っていることがわかった。
この結果に同社は、スマホを通じていつでも欲しい情報にアクセスできる環境だからこそ、自身の興味関心を軸に、暮らしや将来に役立つ情報まで幅広く検索していると言えるとしている。
調査結果4:検索の際、どのようなキーワードを使うことが多いか
検索の際に使うことが多いキーワードとして、最も多かった回答は「具体的なニーズを含むキーワード」で31.3%となった。たとえば「○○ 安い」「○○ 24時間」など、条件や用途をはっきりさせるキーワードを使うことで、自分に合った情報を効率良く探したいという傾向がうかがる。
次いで「単語だけの簡単なキーワード」が30%と高い比率を示し、特定のサービスや商品が頭にない場合やとりあえず関連情報を広く見たいときなど、ざっくりとした単語だけを入力して検索することが多いのかもしれないと同社は考察。
3番目に多かったのは「質問形式のキーワード」で11.3%で、以降は「商品やサービスの購入を意図するキーワード」が8.7%、「流行や最新情報を含むキーワード」は6%、「比較や対立を示すキーワード」は5.3%、「場所や地域に関連するキーワード」が4.7%と続く。
最後に「レビューや評判を含むキーワード」は2.7%で、他の年代に比べるとやや控えめな印象となった。
総じて、10代は必要に応じてキーワードの使い分けをしており、即座に条件を指定した検索や単語でのざっくり検索、疑問解消のための質問形式など、状況に合わせた多様なスタイルが見られた。
この結果に同社は、ネットやスマホ検索が日常化している世代だけに、目的に合わせて効果的なキーワードを使い分けている点がうかがえるとしている。
【調査概要】
調査日:2025年1月7日
調査対象地域:全国
調査機関:Freeasy
調査方法:オンラインアンケート調査
調査人数:150名
調査対象:10代の男女(15歳以上19歳以下)