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鹿島建設ら4社、建設廃プラスチックを再利用 リサイクルバリケードを実際の建設現場に導入

大栄環境と資源循環システムズは、鹿島建設・八木熊と共同で、建設現場で発生する廃プラスチックを再資源化し、新たに工事用バリケードの製造に成功し、実際の建設現場に導入したことを発表した。

建設現場などさまざまな場で利用されるバリケードは、リサイクル材ではないバージン材や、プレコンシューマ材料(※1)を用いて製造されることが一般的だという。

同実証ではバリケードの原料のうち30%を、鹿島建設などの建設現場から回収されたポストコンシューマ材料(※2)に置き換え、リサイクルバリケードを5,000個製造することに成功。

このリサイクルバリケードは鹿島建設の建設現場で導入されており、建設現場から排出された廃プラスチックが別のプラスチック製品として再資源化されることで、建設現場内での資源循環を実現しているとのことだ。

廃プラスチックからリサイクルバリケードを製造する流れ

■リサイクルバリケードの製造と建設現場への導入

鹿島建設を含む建設現場で発生した廃プラスチックを大栄環境グループが回収し、廃プラスチック(ポストコンシューマ材料)の選別・前処理を実施。

その後、八木熊にて洗浄・粉砕・再生ペレット化し、再生ペレットとポリプロピレン樹脂(プレコンシューマ材料)を混ぜ、リサイクルバリケードを製造。このバリケードを鹿島建設の建設現場で活用しているという。

これにより、これまで焼却処分されていた廃プラスチックが、別のプラスチック製品へと形を変えて再び建設現場で使用される「資源循環」を実現したとしている。

リサイクルバリケード製造の様子/現場での使用状況

4社は引き続き、建設現場で発生する廃プラスチックの効果的・効率的なリサイクルを進めるべく、バリケードの普及・製造コスト削減に向けて活動しつつ、製品開発等の検討を進めるとのことだ。

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