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発達障害や不登校の子どもとその家族に向けて居場所を提供するサービスBranch(ブランチ)を運営するWOODYは、不登校の小学生の、進路を決定する際に起きる困りごとや進路情報の取得についてのアンケートを実施し、その結果を公表した。
■約5割の子どもが完全不登校
同調査で、子どもの現在の不登校・行き渋りの度合いを聞くと、「完全不登校が続いている」が45.3%、「月に数回ほど登校する」が26.6%、「週に2~3階登校する」が17.2%、「ほとんどの日に登校するが、たまに休む」が9.4%という結果に。
■進路がある程度決まっている子どもが約9割
子どもの進路が決まっているか聞くと、「決まっている」が32.8%、「大体決まっている」が34.4%、「ほとんど決まっている」が20.3%と、約9割の子どもの進路がある程度決まっていることが明らかになった。
前問で、「決まっている」「大体決まっている」と回答した人に、進路先について聞いてみると、71.1%が「公立中学校」と回答。
■不登校生徒の進路に関する情報を入手できていない人が約8割
不登校生徒の進路に関する情報について聞いてみると、「あまり入手できていない」「全く入手できていない」が合わせて76.6%という結果に。
また、進路情報を入手する際に困ったこと・困っていることを聞くと、「子どもの性質に合ったピンポイントな情報を得られない」が73.4%、「体験談経験談など、リアルな声を得られない」が56.3%、「住んでいる地域の情報が得られない」が48.4%と続いた。
進路情報をどこから入手しているか聞くと、「インターネット検索」が最も多く51.6%、「通っている学校・塾」が37.5%、「公的機関」が32.8%という結果に。
【調査概要】
調査対象:不登校の小学4〜6年生の子どもがいる保護者64名
調査期間:2024年12月16日~22日
調査方法:インターネット調査
<参考>
WOODY『不登校の進路情報「十分に入手できている」が僅か「1.6%」。不登校の小学生の進路、どう決めてる?不登校×進路アンケート結果を公開』