MyReferは、リファラル採用を実施している企業500社について、新卒領域のリファラル採用実態調査を実施、2019年5月28日にその結果を発表した。

それによると、通常の応募に対しリファラル採用で応募した場合の内定率が14倍だと判明した。

新卒リファラル採用実施企業では若手社員の3割が知人に紹介

新卒リファラル採用とは、若手社員や内定者に友人や後輩を紹介してもらい新卒選考を進める採用手法である。実際に新卒リファラル採用を実施している企業では、若手社員・内定者の3人に1人が知人に紹介を実施していること(29.9%)が明らかになった。

昨今の売り手市場の中で就職先を選んでいるので、若手社員や内定者はその就職先を後輩に勧めたい意向が高いと考えられ、また日常生活にSNSが浸透しているため、若者にとってSNSで簡単に声かけできることが紹介のハードルを下げていると同社では分析している。

また、若者は人付き合いが希薄とも言われているが、自社を紹介するときには一番に「一緒にはたらく人」をおすすめしており(44.2%)、就職先をすすめする基準では人とのつながりを重視する傾向が見られた。

実際リファラル採用のマッチング率は高く、応募者で5人に1人(20.0%)が内定につながっている。新卒採用支援会社の調べでは、新卒採用において応募から内定に至る平均内定率は1.4%のため、リファラル採用は通常の応募に対して約14倍内定率が高いといえる。

リファラル採用に取り組んでいる企業は37%にも

リファラル採用を実施している企業の中で、新卒領域でのリファラル採用に取り組んでいる企業は37%にのぼり、前年よりも増加した。新卒の売り手市場や通年採用化を背景に、優秀な人材を確保するために新卒リファラル採用は今後さらに需要が高まっていくと同社は考えている。


・調査期間:2018年4月1日~2019 年3月31日
・調査対象:全国の『MyRefer』(https://i-myrefer.jp/)利用企業の社員及び応募者男女
・調査方法: webデータ分析
・サンプル数:企業数500社(調査人数17,533人)

<参照元>
『イマドキの若者は先輩・知人の声で就職先を決めたい 新卒リファラル採用、応募からの内定率が通常の14倍に』
MyRefer