INDEX
ネクステージは、ドライバーの災害に関する意識を調査するため、「車と自然災害」に関する調査を実施し、結果を公表した。
■居住地域において、自然災害に対する危機感はどのように感じているか
自然災害に対する危機感について聞いたところ、「危機感はあるが特別なことはしていない」という回答が34.8%でトップに。
次いで「強い危機感を持ち必要な備えをしている」、「緊急性はないが、何か備えはした方がいいと感じている」という回答が続き、近年増加する災害の影響からか、71.4%が災害に対して危機感を持っていることがわかった。
■これまで自然災害により車に損害をうけたことはあるか
これまで自然災害により車に損害をうけたことがあるかを聞いたところ、32.9%の人が何らかの自然災害によって、車に損害を受けた経験があるという結果となった。
車が損害を受けた自然災害は「台風」が17.0%、「地震」が11.4%、「ヒョウ・あられ」が8.3%と続く。
■日々のカーライフにおいて最も恐れる事象
日々のカーライフにおいて最も恐れる事象について聞いたところ、「自動車事故」を抑えて「地震」と回答した人が最多に。
今年1月に発生した「令和6年能登半島地震」や8月に発生した「南海トラフ地震」なども記憶に新しく、被害の状況を各報道によって見ることで、「地震」に対する恐怖が高まっている可能性が考えられる結果となっている。
■災害により被害を受ける(受けた)際に、自動車に関連して最も困る・苦労する(した)と思うこと
災害により被害を受ける(受けた)際に最も困る・苦労する(した)ことは何かを聞いたところ、「車の被害額の大きさ」という回答が最も多い回答となった。
その他「ガソリン不足」や「EVの充電ができない」など、車を動かすために必要なエネルギーが不足することへ不安を感じる回答が合計で13.6%あった他、災害によって自宅に帰ることができなくなった場合の「車中泊での生活」に不安を覚える回答が6.7%となっている。
■所有する車について、何らかの自然災害への備えや対策を講じているか
所有する車について、何らかの自然災害への備えや対策を講じているかを聞いたところ、「特に何もしていない/わからない」を除くと、「自動車保険の補償内容を見直した」という回答が16.9%で最多に。
また、防災グッズを車内に常備したという回答が16.5%で続いた。
■車内に常備している防災グッズなどはあるか
車内に常備している防災グッズについて聞いたところでは「懐中電灯」、「簡易トイレ」、「飲料水」、「充電器・モバイルバッテリー」、「暑さ・寒さ対策グッズ」など、もし車中泊をすることになった場合に必要となる可能性の高いグッズが上位を占める結果となった。
■過去の災害体験や今後起きうるリスクが現在所有している車または今後購入する車選びに何か影響を与えたことはあるか
過去の災害体験や今後起きうるリスクが現在所有している車または今後購入する車選びに何か影響を与えたことがあるかを聞いたところ、約半数が、車選びの際に災害を意識したと回答。
衝突被害軽減ブレーキや対向車・歩行者警報装置などの安全機能で交通事故が起きる可能性を低下させる「安全性能が高い車」や少ないガソリンで多くの距離を走れる「低燃費の車」、「車中泊できるサイズの車」などを、車選びの際に検討していることがわかった。
【調査概要】
調査名:あなた自身に関するアンケート
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年10月21日~10月23日
有効サンプル数:全国の20歳~59歳の男女1,075人
<参考>
ネクステージ『「車と自然災害」に関する調査』