名古屋ステーション開発、中部土木、マル・アーキテクチャの3社は、名古屋市が行った「中川運河堀止地区開発提案募集」において提案事業が採択され、中川運河堀止地区開発「NAKAGAWA CANAL DOORS(仮称)」工事に着手したことを発表した。
なお、開業は2026年の春を目指しているとのことだ。
中川運河は、名古屋港と都心とを結ぶ水運による物流の軸として、名古屋の経済産業の発展を支えてきたものの、時代の流れとともに運送業態が陸運へ移行し、水運の機能は衰退。
同プロジェクトでは、中川運河の歴史を尊重しつつ、今の時代に求められる価値や果たすべき役割を見据え新たな水辺空間としての魅力を発信するとともに、都心に集まる人びとが訪れたくなるような目的地を創出するとしている。
3社は今回、計画の第1段階としてA地区(ホテル等)の工事に着手。
A地区には、ホロニックがコミュニティホテル「セトレ」を東海地区初オープン。地域資源を活かし、宿泊自体が訪れる目的になるような「高付加価値型」ホテルを計画しているほか、飲食店舗、大屋根(キャナルルーフ)を設置するという。
なお、今後はB・C地区についても、順次工事に着手していくとのことだ。