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グレイスグループは、Grace Bank(グレイスバンク)で凍結卵子を保管している女性150名を対象に、卵子凍結実施に関するアンケート調査を実施し、その結果を公表した。
■卵子凍結を初めて実施した年齢は平均36.4歳
初めて卵子凍結を実施した年齢について尋ねたところ、最も多い年齢は38歳、次いで39歳であり、30代後半での実施が多いことがわかった。また、3番目に多い年齢は34歳であり、30代前半での実施者も増えていることがうかがえるという。
■「将来子どもを持ちたい」85.3%、一方で「子どもを持つか未定」7.4%
卵子凍結実施時に子どもがいなかったと回答した149名に、どの程度子どもを持ちたいと考えていたか尋ねたところ、「絶対に子どもを持ちたい」「どちらかというと持ちたい」という回答が合わせて85.3%を占めた。一方、「子どもを持ちたいかどうか未定」と回答した人も7.4%いた。
キャリア形成を優先したい、いつか子どもが欲しくなった時のために備えたいなど、将来の選択肢として卵子凍結を選ぶ女性が増えていることがうかがえるという。
■卵子凍結を決めた理由、最も多いのは「年齢」
卵子凍結を実施した主な理由について尋ねたところ、「自分の年齢が気になった」が最も多く、次いで「AMHの値が年齢に比べて低かった」「将来に対する漠然とした不安」という回答が続いた。
AMH検査を通じて卵子の残存量がわかる認知が広がり、家族計画を見据えた早期の検査実施やその結果を踏まえた卵子凍結への移行も増加しているとのことだ。
■卵子凍結実施者の88%が高い満足度を示す
卵子凍結実施後の満足度について尋ねたところ、88%の女性が「満足している」と回答した。具体的な理由として、「子どもを持つ可能性が高められた」「将来に備えるための保険ができた」「選択肢が広がった」との声が多く、卵子凍結が将来の選択肢を増やす一助となっていることが明らかとなった。
■卵子凍結実施者の声
・「迷っているならやった方がいいです。お金はかかりますが妊娠の可能性を高められるなら安い」
・「全員がする必要はないと思いますが、焦って結婚や妊娠を急ぐより計画的に生きられるメリットは後悔がなく良いと思います」
・「未受精卵子から妊娠に至るには数字的には低いが、保険としてやっておくと気持ちの余裕が出るように感じる。やらなかった後悔をしても時間は戻らない、今が1番若い!という気持ちで実施すると良い」
【調査概要】
調査主体:グレイスグループ
調査期間:2024年9月29日〜10月15日
調査対象:Grace Bank(グレイスバンク)に凍結卵子を保管する女性150名
調査方法:インターネット調査
<参考>
グレイスグループ『卵子凍結実施に関するアンケート調査』