沖縄県石垣市でデマンド交通の実証運行開始 SWAT Mobilityが運行アプリを提供
SWAT Mobility（以下、SWAT）は、丸紅が沖縄県石垣市で実施する「石垣市デマンド交通」の実証運行において、自社の運行アプリを提供開始した。
石垣市北部地域では路線バスの便数が少なく、今後の高齢化進展による公共交通機関の需要増が見込まれる一方、既存の交通サービスの増便が難しい状況であるという。このような背景を踏まえ、地域のニーズに対応した効率的な移動手段としてデマンド交通が導入される運びとなった。
SWATは、北部地域と市街地を結ぶデマンド交通向けに、独自のダイナミック・ルーティング・アルゴリズムを用いた運行アプリを提供。このアルゴリズムには200以上のカスタマイズ可能なパラメーターが含まれ、相乗り率や乗車人数の最大化を図ることで、利用者満足度と運行効率の向上を目指すとしている。
住民は同サービスを利用することで、自宅付近での乗降が可能になり、市街地への移動が便利になるという。また、予約が入った地点にのみ停車することで、車両運行の効率化が期待されているとのことだ。
同実証運行の実施期間は2024年11月6日から2025年2月5日までで、運行便は北部から市街地までと市街地から北部まで、それぞれ1日5便運行される。また、予約はアプリまたは電話にて可能で、実証期間中の利用料金は無料。
■運行概要
実施期間：
2024年11月6日～2025年2月5日（予定）
運行便：
・北部から市街地：1便7:00、2便9:00、3便11:00、4便13:00、5便15:00
・市街地から北部：1便7:00、2便9:00、3便11:00、4便13:00、5便15:00
予約締切時間：
・北部から市街地：前日17時まで
・市街地から北部：1便 前日17:00まで、2便以降 2時間前まで
予約方法：
アプリまたは電話にて予約（電話予約は7:00～18:00）
利用者：
石垣市北部地域の住民
料金：
実証期間中は無料
予約可能エリア：
