東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)、一般社団法人野沢温泉マウンテンリゾート観光局、AMANE、日本総合研究所は、野沢温泉村内での公共ライドシェア(※1)の実証実験を11月1日から実施すると発表した。
同実証は、JR東日本主催の「WaaS共創コンソーシアム(※2)」による取り組みの一環として行うという。
同実証では、利用状況、利用者とドライバーの評価などから、移動ニーズや運営方法、利便性を検証。インバウンド移動需要増等により不足する観光客や地域住民の移動手段を提供し、地域の社会課題解決を目指すとしている。
■実証実験概要
実施期間:
2024年11月1日~2025年1月31日
実施内容:
公共ライドシェアサービスを実施し、ドライバーと利用者双方にアンケートを実施
公共ライドシェアサービス:
・運行主体
のざわ温泉交通
・基本営業時間
8:00~18:00(実証実験期間中に18時から23時のライドシェアの営業についても検討)
・料金・決済方法
料金は事前に確定(タクシーと同額設定)し、目的地到着後に車内決済端末によりSuica等交通系電子マネーで支払い
・ドライバー
一般ドライバー10人程度を募集予定
・車両
軽自動車3台を使用
・実施場所
長野県下高井郡野沢温泉村の温泉街
・利用方法
(1)配車アプリ(NearMe)を利用するか、オペレーターへ電話
(2)配車アプリもしくはオペレーターからの回答により、ドライバーとマッチング
(3)指定のピックアップ場所で待機
(4)乗車して目的地へ向かう
(5)目的地に着いたら、事前に確定している運賃をSuica等交通系電子マネーで支払い
(※1)交通空白地の解消を目的として、道路交通法第78条第2号を適用し、自治体や非営利団体が主体となり、自家用車(白ナンバー)で有償運送をするもの
(※2)Well-beingな社会の実現に向けて、移動×空間価値の向上をめざすコンソーシアム