楽天は2019年5月17日、ライブ動画配信サービス「Rakuten LIVE(楽天ライブ)」の提供を開始したと発表した。

アーティストと視聴者双方のコミュニケーションで販売促進

「Rakuten LIVE」は、アーティストやタレント、一般ユーザーが「ライバー」としてライブ動画を配信し、視聴者とコミュニケーションを取ることができるライブ動画配信サービスである。視聴者は配信者に対してコメントや「ギフト」と呼ばれる応援アイテムをリアルタイムに送ることができ、双方向のコミュニケーションを可能にする。

ライブコマース機能を使用した配信者の動画からは、視聴者はアプリ内から販売サイトに簡単にアクセスし、配信中に紹介されている商品を、動画を見ながら購入することもできる。アーティスト、タレントなどの配信者は、商品のイメージや利点をプロモーションによって視聴者に訴求することで、双方向のコミュニケーションを通じて効果的な販売促進につなげることが可能だ。

また「Rakuten LIVE」のライブコマース機能は、楽天グループの各サービスとも連携する。今後インターネット・ショッピングモール「楽天市場」の出店店舗による動画配信も予定しており、「楽天市場」をはじめ、「楽天ブックス」、「楽天チケット」などさまざまなECサービスと連携することにより、多様なライブコマース体験を提供していく方針だ。