愛知県豊橋市とメルセデス・ベンツ日本は、「災害時等における電気自動車からの電力供給に関する協定」を締結したと発表した。
同協定により、大規模災害などが発生した際には、豊橋市内の三河港にある同社の新車整備センターに配備されている電気自動車「EQS」が、市の指定避難所などで非常用電源として活用されるとのことだ。
電気自動車「EQS」は、車外への電力供給が可能で、外部給電器を接続することで蓄電池として利用可能。大型のバッテリーを搭載しているため、一般的な家庭(4人家族)で最大約7日分の電力を賄うことができるという(※)。
同協定により、地震、台風などの災害発生時には、このEQS1台が豊橋市に貸与されるとのことだ。
(※)2024年8月時点の貸与車両の情報。一般的な4人家族の平均的な電気使用量を1日あたり13.1kWh・月400kWhとした場合、車両のバッテリーで賄える電力量。バッテリー残量10%になるまでのシミュレーション試算となる。