岐阜県安八郡神戸町、日産自動車、岐阜日産自動車の3者は、電気自動車(EV)を活用した脱炭素化および強靭化に向けた連携協定を締結したと発表した。

岐阜県神戸町・日産自動車・岐阜日産自動車が連携協定を締結

神戸町は、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ宣言」を表明しており、SDGsの推進や持続可能なまちづくりに取り組んでいる。すでに、日産のEVを公用車として導入し、EV普及に向けた取り組みを進めてきたという。

日産自動車は、EVの普及によるゼロ・エミッション社会構築を目指し、全国の自治体・企業と連携している。同社が推進する「ブルー・スイッチ」は、EVの活用を通じて脱炭素化や強靭化を実現する取り組みで、この「ブルー・スイッチ」に神戸町が賛同し、今回の連携に至ったとのことだ。

ブルー・スイッチによるSDGsへの貢献

■連携内容

(1)EVの普及促進、利活用に関すること
EVの「走る蓄電池」としての活用を推進し、町民の環境意識向上を目指す。

(2)災害におけるEVの活用に関すること
神戸町で災害を起因とする停電が発生した際、日産の販売会社の店舗に配備しているEVを避難所などに無償貸与し、電力源として活用する。

3者は、EVの積極的な活用により脱炭素社会を推進し、環境・防災対策など、様々な取り組みを進めていくという。今後も、神戸町が目指すゼロカーボン実現、美しい自然環境の保全、持続可能なまちづくりを目指し、共創していくとしている。

脱炭素化、強靱化イメージ図