ソフトバンクと日本電気(以下、NEC)は、企業や自治体のDX推進に向けて、生体認証領域を中心とした戦略的提携に合意した。

同提携では、両社の強みを活かし、生体認証ソリューションと通信ネットワーク・セキュリティーサービスを組み合わせることで、顧客基盤の拡大と生体認証を起点としたDX市場の拡大を目指すとしている。

主な連携内容として、NECの「Bio-IDiom Services」やマルチモーダル生体認証などの生体認証ソリューションと、ソフトバンクの通信ネットワークや各種ソリューションを組み合わせて、顧客に提案・販売するという。

また、業種や利用目的ごとに最適な生体認証ソリューションを提案することで、企業や自治体のニーズに応えるとともに課題解決を支援するなど、生体認証を起点としたDXの市場を拡大するための共創を推進していくとのことだ。

ソフトバンクは、スマートビルディング領域をはじめ、企業のDX支援における実績と法人顧客基盤を持っている。一方、NECは、高精度な生体認証技術を生かしたソリューションを、世界約70の国・地域の幅広い業種に提供している。両社は今後、生体認証以外のDX領域の協業も検討しているとのことだ。