2019年4月24日、マイナビは日本でアルバイト経験のある在日外国人（年齢：15歳以上）を対象とした、「在日外国人のアルバイト意識調査」の結果を発表した。

調査結果の概要は、以下の通りである。

日本で働いてみて感じた母国とのギャップ第1位：「礼儀・作法が厳しい」

在日外国人が日本で働いてみて感じたギャップ1位は、「挨拶・マナーが厳しい（39.1％）」。それに続いて、「時間に厳しい（36.1％）」、「上下関係が厳しい（34.7％）」と、礼儀作法についての回答が多く挙げられた。

日本特有の文化や日本人の生真面目な点が、母国とは違う仕事の厳しさにつながり、ギャップを生む傾向にあることがわかった。

アルバイト探しで魅力を感じる条件は「外国人を歓迎している」が最多。外国人が働きやすい環境と待遇を重視

在日外国人がアルバイトを探す際、魅力を感じる条件として「外国人を歓迎している（48.6％）」が最も多く、次いで「給料が高い（41.8％）」、「交通費がもらえる（37.1％）」という結果となった。

特に、就労関係の在留資格を持った外国人は、この3つの条件の数値が約7割と突出して高い結果に。アルバイトを探すうえで外国人が働きやすい環境と待遇面を最も重視していることがわかった。

「外国人が勤務可能な求人が少ない、または限られている」と感じている在日外国人は約４割

日本でアルバイトを探す際に大変だと思うことについて質問すると、「外国人が勤務可能な求人が少ない、または限られている（40.1％）」が最も多く、日本における外国人アルバイトの受入れ体制に不十分さを感じていることがわかったという。

2位以降は「日本語での履歴書等、書類の準備（27.9％）」、「求められる日本語レベルが高すぎる（26.5％）」と続き、日本の採用フローと言葉の壁に苦戦していることがうかがえる結果となった。

＜調査概要＞
調査方法：インターネット調査
調査期間：2019年3月18日（月）～4月1日（月）
調査対象：日本でアルバイト経験のある在日外国人／年齢：15歳以上（※調査時点）
有効回答数：294名

参照:マイナビバイト 在日外国人アルバイト調査