ゼブラファームは、熊本市にて農薬不使用の「コンテナいちご栽培システム」を開始すると発表した。

熊本市で無農薬いちごのコンテナ生産を開始

日本の食料自給率は、カロリーベースで約37%(2022年)と先進国の中でも非常に低い水準で、これは国内で消費される食料の約63%が輸入に依存していることを意味しているという。

同社では、ポリエステル媒地を利用した生産により、農地に依存せず、連作障害の影響を受けない高品質ないちご(農薬不使用)を安定的に生産するという。

また、二酸化炭素およびエネルギーコストを50%以上削減した技術を導入することで環境にやさしい栽培方法を実現するとのことだ。

コンテナ生産(栽培)は、「高生産」「高品質」「高収益」が特長。年間を通して3〜4サイクルの生産・収穫を行うことが可能で、ハウス栽培一反分のパフォーマンスが得られるという。

コンテナ生産のコストパフォーマンス

また、企業の空いた敷地を有効活用でき、本業にプラスして副業(新規事業)として農業に取り組むことが可能になるとのことだ。

空き敷地の有効活用で副業収益

同社は、2024年12月からコンテナ生産システムのパッケージ販売を開始し、多くの企業や個人に向けて無農薬いちごの魅力を伝えていくという。さらに今後も、技術革新を続け、日本の食料自給率向上と持続可能な農業の発展に貢献していくとしている。