フォーイットが運営するWeb3メディア「Mediverse」は、全国20歳以上の男女500人を対象に「2024年上半期における投資活動に関するアンケート」を実施し、その結果を公表した。
■2024年上半期 投資活動
2024年上半期において、新しく投資を始めたと回答したのは、2割程度に留まった。
男女年代別に見ると、2024年上半期において、新たな投資活動に対して最も意欲的だったのは、20代男性で44.0%だった。
一方、最も割合が低かったのは、40代女性の4.0%であり、20代男性との差は11倍という結果に。
世帯年収別に見ると、2024年上半期において、新たな投資活動への積極性は世帯年収と比例しており、世帯年収1,000万円以上の年収層では、約3割がなんらかの投資を新しく始めていたことが明らかに。
300万円未満と1,000万円以上の世帯年収層には、2倍以上の差異が見られていたことからも、世帯年収が上がるごとに投資などの資産運用に関する情報に対してアンテナを張っている可能性が高いことが伺える。
■2024年上半期 投資手法
次に、「2024年上半期に新しく投資を始めた」と回答した19.0%に対して、その投資手法を聞いたところ、最も多かったのは「株式投資」で63.2%、次いで「投資信託」が50.5%、「不動産投資」および「暗号資産(仮想通貨)」が同率15.8%と続いた。
また、その他の自由回答には「ポイント投資」が入っており、近年ならではの投資手法の1つであることが分かった。
男女別に見ると、2024年上半期に新しく始めた投資手法は、男女ともに1位「株式投資」、2位「投資信託」、3位「不動産投資」「暗号資産(仮想通貨)」であったものの、それぞれの割合には男女差が見受けられたという。
特に、1位「株式投資」と2位「投資信託」の比率は、男性の方が女性に比べ、開きが大きかった。
年代別に見ると、2024年上半期に新しく始めた投資手法のうち、20代~50代は「株式投資」の支持が最も高く、中でも30代・40代の約7割が「株式投資」と回答する一方で、60代は「投資信託」が8割を占めており、対照的な結果に。
また、20代・30代は各投資手法の割合に概ね同様の傾向が見られたものの、40代・60代は偏りが見られ、50代においては分散傾向にあることが伺える。
世帯年収別に見ると、2024年上半期に新しく始めた投資手法のうち、世帯年収500万円を分水嶺として、異なる傾向が見られたという。
世帯年収500万円未満においては、「株式投資」と「投資信託」がほぼ同率であることに対し、世帯年収500万円以上となると、「投資信託」よりも「株式投資」に比重を置いているのが特徴的だとしている。
【調査概要】
対象者:20歳以上の男女
サンプル数:500人
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ
調査実施日:2024年6月7日
調査メディア:Mediverse
<参考>Mediverse『2024年上半期における投資活動に関するアンケート』