キャリア株式会社が運営する、ハイクラス人材のキャリア戦略プラットフォーム「iX(アイエックス)」は、1,000万円プレイヤーのビジネスパーソンの収入と睡眠時間に関する調査を行い、その結果を発表した。

今回は、年収1,000万円~1,100万円未満のビジネスパーソン(以下、1,000万円プレイヤー)の睡眠事情を知るため、日本の平均年収層(年収400万円~500万円未満)のビジネスパーソン(以下、平均年収層)を対象として比較調査(※)を実施した。主な調査結果は以下のとおりとなった。

  • 1,000万円プレイヤー、約3割が睡眠時間5時間以下
  • 1,000万円プレイヤーの起床時間は早い傾向
  • 1,000万円プレイヤー、6割以上の出社時間は8時まで
  • 1,000万円プレイヤー、通勤時間に新聞やニュースサイトで情報収集に励む傾向

1,000万円プレイヤー、約3割が睡眠時間5時間以下

【グラフ①】あなたの1日の平均睡眠時間はどのくらいですか。

(全体N=800、1,000万円プレイヤーn=400、平均年収層n=400 それぞれ単回答)

ビジネスパーソンの1日の睡眠時間を調べたところ、約6時間という回答が1,000万円プレイヤー・平均年収層ともに多数派だった。1,000万円プレイヤーは、およそ3割(28.9%)が睡眠時間は5時間以下と回答。平均年収層で睡眠時間5時間以下と回答したのは23.5%だった。

1,000万円プレイヤーの起床時間は早い傾向

【グラフ②】あなたの平均的な起床時間と就寝時間を教えてください。

(全体N=800、1,000万円プレイヤーn=400、平均年収層n=400 それぞれ単回答)

次に起床時間と就寝時間について調査したところ、1,000万円プレイヤー・平均年収層ともに就寝時間にはそれほど違いはなかったが、起床時間には大きな差がみられた。

1,000万円プレイヤー・平均年収層ともに最も多かったのは6時だったが、それより早い5時と回答した1,000万円プレイヤーは21.9%で、平均年収層の10.4%の実に倍以上という結果となった。一方、6時より遅い7時と回答した割合は、平均年収層では31.9%だったのに対し、1,000万円プレイヤーでは20.7%と10ポイント以上少なくなっている。

1,000万円プレイヤー、6割以上の出社時間は8時まで

【グラフ③】あなたの平均的な出社時間を教えてください。

(全体N=800、1,000万円プレイヤーn=400、平均年収層n=400 それぞれ単回答)

出社時間においても、1,000万円プレイヤー・平均年収層の間で傾向の違いがみられた。平均年収層では「9時」(32.2%)に出社する割合が最も多かったのに比べ、1,000万円プレイヤーで最も割合が多かったのはそれより早い「8時」(37.4%)だった。

1,000万円プレイヤー、通勤時間に新聞やニュースサイトで情報収集に励む傾向

【グラフ④】あなたは通勤時間中、どのように過ごしていますか。

(全体N=649、1,000万円プレイヤーn=342、平均年収層n=307 それぞれ複数回答)

今回の調査では、通勤時間中の過ごし方についても聞いている。1,000万円プレイヤーが平均年収層と比較して、特に大きく上回ったのは、「ニュースサイト等の閲覧」(1,000万円プレイヤー:48.2%、平均年収層:41.8%)と「新聞を読む」(1,000万円プレイヤー:13.5%、平均年収層:5.5%)だった。同社では1,000万円プレイヤーが、通勤時間を有効活用してビジネスに役立つ情報収集に余念のない姿がうかがえると語っている。

※調査概要

  • 調査期間:2019年2月
  • 対象:一都三県(東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県)に住む
    会社勤めのビジネスパーソン男女(役員経営者、フリーランスは除く)計800名
    ① 30代~50代で年収1,000万円代(1,000万円~1,100万円未満)400名
    ② 20代~40代で年収400万円代(400万円~500万円未満)400名
  • 集計方法:分析においてはウエイトバック集計を行い、総務省「就業構造基本調査」2017年全国を性年代別、雇用形態別割合にあわせて補正したうえで分析することで、妥当性を担保しています。
  • 調査方法:インターネットによるアンケート回答方式