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ブリヂストン、次世代放射光施設「NanoTerasu」を活用したタイヤ材料の研究開発を開始 環境に配慮したサステナブル素材の開発へ

ブリヂストンは、東北大学青葉山新キャンパス内に設けられた3GeV高輝度放射光施設「NanoTerasu」(※1)を活用したタイヤ材料の研究開発を開始した。

次世代放射光施設「NanoTerasu」

同施設では、高分子材料の観察に有効な軟X線(※2)を活用し、タイヤ製品に広く使用されている高分子材料を分子スケールで観察するという。

これにより、商品設計基盤技術「ENLITEN®」(※3)の更なる進化を実現する革新的な材料や資源循環率を極限まで高めたゴムの開発を進めていくとのことだ。

NanoTerasuを用いた研究開発の様子

同社は、ゴムを見る、解く、操るの技術を進化させることで、より強くしなやかな革新材料だけでなく、地球環境にも配慮したサステナブル素材の開発にもつなげ、商品設計基盤技術「ENLITEN®」を支えていくとしている。

(※1)国内の従来施設の約100倍の強度で発生させられる軟X線を用いることで、モノの構造や機能をナノレベルで可視化するという。
(※2)ゴムなどの高分子材料の観察に適したエネルギーを有するX線
(※3)従来のタイヤ性能を向上させた上で、タイヤに求められる多様な性能を利用者ごと、モビリティごとにカスタマイズする商品設計基盤技術。

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