Yperは、同社が提供する置き配バッグOKIPPA(オキッパ)が、長崎県佐世保市の「置き配バッグ普及啓発事業」に採択され、市民モニター1,500世帯の募集を開始したことを発表した。

OKIPPAは、煩雑な再配達受け取りを不要にする吊り下げ式簡易宅配ボックス。玄関ドアノブに簡単に取り付けができ、設置工事は不要。使用時以外は手のひらサイズに折りたたんでおけるため、常設していても玄関の場所を取らないとのことだ。

盗難や個人情報漏洩対策として、2種の鍵(ドアノブ専用ロック・シリンダー式南京錠の内鍵)構造を採用。万が一の盗難にも「OKIPPA plus」で無償、有償の2つの盗難サポートを提供しているとのことだ。

OKIPPA使用イメージ

佐世保市は、2050年までに市内からの温室効果ガス排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」へ挑戦することを表明しており、当面の目標として、国が示した目標と合わせ、2030年までに温室効果ガス排出量の2013年比46%削減を目指しているという。

今回の事業では、市内の再配達を減らすことで温室効果ガス排出削減に寄与することを目的としており、無料配布により、市内全世帯の約1.5%の住居に置き配バッグが設置される見込みとのことだ。

■応募概要

個数:1,500個(申込多数の場合は抽選により当選者を決定)
応募期間:5月1日〜6月10日
応募方法申込フォームより電子申請
応募要件:下記全てに該当する人
・佐世保市内在住
・置き配バッグを使用する意思がある
・集合住宅に居住する場合には、そのルール上同件置き配バッグの設置が可能(オートロック環境でないこと)
・置き配バッグを転売・譲渡しない
・同件置き配バッグの使用に伴う損害等について、佐世保市が一切の責任を負わないことを承知している
・利用者アンケートに協力できる(10月〜11月頃実施予定)
・1世帯あたり1件の応募
・個人情報の取扱いについて承知している
・当選の場合、荷物を受け取る際に置き配バッグ(OKIPPA)を使用できる