ファミリーマートは、ストアスタッフの名札を通じたコミュニケーション促進の取り組みを開始すると発表した。
トライアル店舗として、ファミリーマート新宿スポーツセンター店において、手話や筆談の講習を受講したストアスタッフの名札に「手話で挨拶ができる」や「筆談ができる」など対応可能なスキルを表示するとのことだ。
同社は4月の改正障害者差別解消法施行を踏まえ、ストアスタッフのスキル向上支援や店舗における対応を促進することで、より多くの人が安心して利用できる店舗となるよう、取り組んでいくとしている。
■ストアスタッフの名札に表示するマーク詳細
店舗におけるダイバーシティ推進および接客サービスの向上を目的に、「手話で挨拶ができる」「筆談ができる」といった、ストアスタッフが対応可能なスキルがひと目でわかるマークを作成。名札にマークを表示することで、利用者とのコミュニケーションや商品購入時のサポートに繋げていくという。
■講習会内容
ストアスタッフのサポートスキル向上の支援として、手話検定の資格を持つファミリーマート社員が講師を務め、手話では日常会話の挨拶を、筆談では利用者の買い物をサポートする内容を中心に講習を実施。
また、店舗タブレットの動画機能にて講習会に未参加のストアスタッフへのフォローや各ストアスタッフが復習や自己学習を行い、サポートスキルの向上を図っていくという。
同社は、当該店舗限定のトライアルとして実施し、利用者にとってより利用しやすい店舗を目指し、運営方法の検証を重ねながら、今後の展開を検討していくとのことだ。