福岡ソノリクの子会社である彩喜は、福島県双葉郡に「福島広域野菜加工工場」が竣工したことを発表した。
■福島広域野菜加工工場の概要
福島広域野菜加工工場は、最新鋭の機械設備を導入することで、拡大するカット野菜やカップサラダ、冷凍野菜需要に応え、高品質で競争力のある商品を供給、福島県野菜の高付加価値化を実現するという。
また、親会社である「福岡ソノリク」の持つ青果物専門の物流網・特許を持つ保管技術を最大限活用し、福島および東北地域の青果物物流の最適化・長期保管による付加価値向上も並行して取り組んでいくとのことだ。
(1)多品種対応工場
工場内には、水流式原料野菜洗浄機、各種野菜スライサー、自動計量包装機、盛付ラインコンベア、過熱水蒸気式焼成機、IQF凍結装置などの最新の機械設備を導入。利用者の多様なニーズに応え、さまざまな商品を製造することが可能となっている。
【製造予定商品(一例)】
刻み葱、ピロー包装サラダ、各種カップサラダ、ミールキット、各種冷凍野菜、バックヤード向けカット野菜バルク包装等
(2)高度な保管技術による野菜の鮮度維持
福島県内の農業生産者を中心に集荷した原料野菜は、福岡ソノリクの高度な保管技術を取り入れた工場内の原料冷蔵庫で保管することで、鮮度維持したまま加工を行うことが可能に。
(3)衛生品質管理
食品安全マネジメントシステムに関する国際規格(FSSC 22000)の取得を前提とした品質管理体制と万全な品質保証体制を整えることで、高品質なモノづくりを実現。
福岡ソノリクと彩喜は、福島広域野菜加工工場の竣工により、東北を起点に東日本エリアにおける農産物、食品輸送網構築を加速させ、さらなる成長を目指していくとのことだ。