wavelogyは、長崎市上下水道局と連携し漏水音のAI診断検査システム「SuiDo_AI」の実証実験を開始すると発表した。
「SuiDo_AI」は、漏水音アップロードデバイス、漏水音共有GISプラットフォーム、漏水診断AIから構成され、漏水調査現場である管路・弁、路面上で集音された音をオンライン上で共有し、漏水場所の予測とレポートの作成を自動で生成するソフトウェア。
同実証実験は、同社が保有するICTおよび音景解析技術を活用し、水道管の漏水音データを用いて漏水検知AIを用いたモバイル漏水調査システムを開発。
SuiDo_AIの導入によって、現在の漏水判断の80%をAIに置き換え、集音業務は誰でも可能になるほか、漏水判断業務は現在のリソースで4倍以上識別可能にすることを目標としている。
また、同連携協力により漏水音を見える化することで、有収率を向上し持続可能な水道事業の運営に寄与することを目的としているとのことだ。
■実証実験の概要
【期間】令和7年3月末まで(予定)
【概要】ICTおよび音景解析技術を活用した有収率の向上に関する漏水調査方法の開発
【内容】
・漏水音データの収集
・「SuiDo」を用いた集音・判断分離型の漏水調査フローの検証
・AIによる漏水調査補助の効果測定