アサヒロジスティクスは、2024年2月、埼玉県比企郡嵐山町の物流施設「花見台共配センター」の建て替え工事を開始した。
建物の老朽化対策や機能の強化を目的としており、2025年3月の竣工を予定しているとのことだ。
花見台共配センターは、1995年6月に大手スーパーマーケット向けの物流センターとして開設。現在では外食チェーン向けの商品の在庫保管、仕分け、配送業務を中心に行われているが、開設から約30年が経過したことで施設の老朽化、キャパシティの不足や機能の不足等の課題が出てきたという。
今後時代の変化にあわせて継続的に施設や設備の見直しを進めていく必要がある中で、同社は今回の花見台共配センターの建て替え工事をスクラップアンドビルドのモデル事業と位置付けている。
従業員に向けては作業の負荷を軽減しより働きやすい環境を整備するとともに、在庫スペースの確保や自動倉庫等の導入によるシステム化を推進。利用者にとってもより使いやすく、効率的な物流を提供できる施設にするという。
さらに同社の共配ネットワークにおいては、関東だけでなく信越方面への幹線便の玄関口として、より幅広い利用者のニーズに対応できる環境を整えていくとのことだ。