投資初心者の約4人に1人が新NISAをきっかけに「積立投資を設定」　新NISAを利用する上で難しいと感じる点は「商品選定」と「投資額の決め方」

ウェルスナビは、「今後投資の意向がある」全国の20代～50代を対象に、2024年から始まった新NISAに関する意識調査を実施し、その結果を公表した。

■新NISAをきっかけに25％超の人が積立投資を設定

新NISA開始に伴い「投資」に関する行動を変えたか、あるいは概ね今後1カ月以内に変える予定があるか聞いたところ、「資産運用やNISAに関して情報収集をした」が42.5%で最多となった。

一方で、「積立投資を設定した」が25.1%、「資産運用をする金額を増やした」が20.8%で、投資経験のある人は、新NISAの利用に向けて具体的な行動を起こしている様子が伺える。

■投資初心者は商品選びや投資額の決め方に難しさを感じている

新NISA制度について、利用するうえで難しいと感じる点はあるか聞いたところ、「投資する商品の選び方」という回答が45.2％で最多となり、続いて「投資する額の決め方」が27.2%となった。

自分が投資すべき商品、投資すべき額などをどのように決めたらいいのか、悩んでいる人が多いことが分かった。また、「NISA制度そのもの」との回答も26.0%となっており、投資経験者でも新NISA制度自体に難しさを感じている様子が伺える。

■投資初心者は新NISAで将来の備えを意識

新NISAをどのように使いたいかと聞いたところ、「将来のためにコツコツ運用したい」が67.3%で最多となり、長期投資を前提とした運用をしていることが明らかに。

次いで、「自分のライフプランにあった形で運用したい」が56.7%となっており、ライフプランと資産運用を結びつけている人も多いことが分かった。

【調査概要】
実施期間：2024年1月12日～1月13日
調査対象：全国の20代～50代。今後の投資意向がある人。投資初心者あるいは投資未経験者（自己認識によって投資上級者を除外）
調査方法：インターネットによるアンケート
有効回答数：4,120人

＜参考＞ウェルスナビ『新NISAに関する意識調査』