無印良品を展開する良品計画と兵庫県西宮市、「災害時における備蓄物資確保等に関する協定書および覚書」を締結したと発表した。
同協定は、事前に両者間で備蓄対象品および数量を決定し、平常時は「無印良品 阪急西宮ガーデンズ」の商品としてストック、管理、販売を実施。災害などが発生した際は、西宮市から出荷要請を受け、当該品を販売するものとなっている。
同協定の締結により、同社は地震・風水害など災害などの発生時又は発生するおそれがある場合に必要な物資提供を可能にするだけでなく、平常時の災害備蓄品を保管する際の倉庫スペースや備蓄品管理の簡素化にも貢献。
備蓄物資は長期保存が可能ではあるものの消費/使用期限があるものが多く、また、保管費用もかかるため、協定を締結することで消費・使用期限のある商品を買い替えすることなく、自動的にローリングすることが可能になるとしている。
なお、同契約で確保する物資は以下の通り。
また同社は今後、西宮市の防災訓練へも参加し、使い慣れた日用品や食品で災害に備える重要性を啓発したり、災害時に活用できる行動スキルワークショップなどを行っていく予定とのことだ。