平和不動産は、札幌駅南口北4西3地区市街地再開発準備組合において、「北4西3地区第一種市街地再開発事業」を推進していたが、札幌市より組合設立の認可を受け、札幌駅南口北4西3地区市街地再開発組合が設立されたことを発表した。

完成予想パース・断面イメージ

同事業はJR札幌駅南口、北5条・手稲通と札幌駅前通の交差部に位置し、延床面積約20.3万m2の第一種市街地再開発事業。

地下鉄南北線さっぽろ駅改修工事と同事業を一体的に進めることで、南北線さっぽろ駅機能の拡張を図るとともに街区内外をつなぐ地下歩行者ネットワークを整備。札幌駅周辺の交通利便性と回遊性の向上を図るとしている。

また、札幌駅周辺の賑わい形成に寄与する商業施設とともに、札幌都心のビジネス交流機能強化と賑わいを高める空間形成するとのことだ。

なお、札幌都心のCO2削減に貢献する環境負荷低減の取り組みを行うとともに、札幌駅交流拠点の強靭化を先導する業務継続地区(BCD:Business Continuity District)の形成も図るという。

位置図

同社は同事業の施行により、道都札幌の玄関口のシンボルとして商業・業務・宿泊滞在機能を一体で整備し、新たな賑わいと魅力を創出するとのことだ。

■計画諸元

区域面積:約1.7ha
敷地面積:約1.1ha
延床面積:約203,290m2
高さ・階数:約165m・地上32階、地下7階

■スケジュール

2019年度:準備組合設立
2021年度:都市計画決定
2023年度:再開発組合設立認可
2024年度:権利変換計画認可(予定)
2024年度:工事着手(予定)
2028年度:竣工(予定)