Z世代のNISA制度の認知度は4割　資産運用を行うZ世代は2割にとどまる

YouTubeで「セルフ年金を作る資産運用方法」を発信している「ライオン兄さん」こと山口貴大氏が代表を務めるバイアンドホールドは、Z世代のNISAに対する認知や新しいNISA制度に対する意識などについてのアンケート調査を実施し、その結果を公表した。

■NISAの認知度は4割

同調査で、資産運用の際に運用益などが非課税になるNISA制度を知っているか聞いたところ、「知っている」が40％、「知らない」が60％という結果に。

■資産運用を行っているZ世代は2割

続いて、預貯金以外に資産運用を行っているか尋ねたところ、20％が「行っている」、80％は「行っていない」と回答。

■資産運用を行っているZ世代の7割以上はNISA口座を開設済

資産運用を「行っている」と回答した601人に対し、NISA口座（つみたてNISA・一般NISA）を開設しているか聞いたところ、74％が「開設している」と回答。26％の「開設していない」を大きく上回る結果に。

■NISA口座開設者の約5割が「インデックスに加え、個別株などにも投資したい」

新しいNISA制度では「つみたて投資枠（現つみたてNISA）」と「成長投資枠（現一般NISA）」の併用が可能。

そこでNISA口座を「開設している」と回答した447人に、どのように対応するか尋ねたところ、「併用する（つみたてNISAで購入していたインデックスファンドに加え、個別株などにも投資したい）」が49％でトップとなった。

2位は「『つみたて投資枠』のみ利用」で24％、3位は「併用する（一般NISAで購入していた個別株などに加えインデックスファンドにも投資したい）」で14％。1位と3位を合わせた「併用する」という回答は合計で63％という結果に。

■資産運用を「始めようと思う」という回答は投資未経験者の2割にとどまる

資産運用を「行っていない」と回答した2,399人に、新しいNISA制度の開始をきっかけに資産運用を始めようと思うか聞いたところ、最も多かった回答は「わからない」で52％、次いで「始めようとは思わない」が28％、「始めようと思う」は20％にとどまった。

【調査概要】
調査対象：18～25歳、男女
サンプル数：3,000人
調査地域：全国
調査期間：11月24～25日
調査手法：インターネット調査
調査会社：アイブリッジ

＜参考＞
バイアンドホールド「＜調査＞Z世代と新しいNISA制度に関するアンケート調査　NISAの認知度は4割、資産運用を行っているのは2割」