三菱ケミカルグループは、植物由来の生分解性樹脂「BioPBS™」を使用した紙コップが、八ヶ岳エリアで資源循環型システムの構築を目指す地域商社であるFOOD AGRI NEXT LABに採用されたと発表した。
今回採用された10万個の紙コップは、FANLABが運営する子供向け教育プログラム「N=Yatsugatake 体験型サステナブルプログラム」で食事提供の際に使用され、堆肥施設で食品残渣や落ち葉などと一緒に堆肥化されるという。同プログラムでは、その堆肥を用いて育てられた野菜も提供されるとのことだ。
また、11月20日には「N=Yatsugatake 体験型サステナブルプログラム」のPRを目的に、長野県諏訪郡の富士見パノラマリゾートにて落ち葉収集やBioPBS™採用の紙コップを用いた堆肥製造の体験イベントを開催。地元の高校生などが参加し、日常生活で何気なく使用している紙コップなどの資源循環・有効活用について考える機会を設けたとのことだ。
同社グループは、今後もBioPBS™の展開を通じて高付加価値な製品を提供するとともに、サステナブルな社会の実現に貢献するとしている。