ファンケルは、2021年7月に神奈川と東京の6店舗から開始した独自資源回収プログラム「FANCL リサイクルプログラム」を、11月に国内の全直営店舗で実施可能になったと発表した。

ファンケル、全直営店で化粧品容器回収を開始

「FANCL リサイクルプログラム」は、使用済みの化粧品PET容器を直接同社の直営店舗へ持参してもらい、専用の回収BOXにて回収するプログラム。回収の対象品は30品目あり、持参した人には、買い物に使用できるファンケルメンバーズポイントをプレゼントしている。

10月末日までの参加人数は3万人以上、回収本数は約18万6千本を超え、回収した容器はアップサイクルで植木鉢などにしているという。植木鉢は、横浜市主催の花と緑のイベント「ガーデンネックレス横浜」や横浜市内の小学校に寄贈しているとのことだ。

アップサイクルした植木鉢

ファンケルは、全店舗で容器回収を実現できたことを踏まえ、引き続き同プログラムの啓発活動を行って容器回収の参加人数を増やしながら、共に環境保全を推進していくという。

さらに今後は「プラスチックが循環し続ける社会」の実現に向け、同プログラムを通じて回収した容器をそのまま容器にリサイクルする水平リサイクルを目指すなど、資源循環の取り組みを一層促進していくとしている。