一般社団法人Future Grip研究所は、日本財団の「子ども第三の居場所」事業の採択を受け、家でも学校でもない子どもの新しい居場所として「TAKUWAERU」を11月1日に宇都宮市に開所した。同日10時から開所式が行われたとのことだ。

(左)集合写真(右)くす玉割の様子

「子ども第三の居場所」は、すべての子どもたちが将来の自立に向けて生き抜く力を育むことを目的として、日本財団が中心となって2016年より全国に開設している事業。

子ども第三の居場所

特にひとり親世帯や親の共働きによる孤立や孤食、発達の特性による学習や生活上の困難、経済的理由による機会の喪失など、各々のおかれている状況により困難に直面している子どもたちを対象に、放課後の居場所を提供し、食事、学習習慣・生活習慣の定着、体験機会を提供しているという。現在全国に187ヶ所設置されている。

「TAKUWAERU」は、子どもたちの多様な想いを受け止め、心のエネルギーを蓄えつつ、社会にもどることができる居場所を目指すという。また、子育て中のママたちが集うことのできるカフェや学習支援、地域に暮らす高齢者や障がい者との交流など、グループ内の資源を活用しながら自己肯定感を高める活動に取り組む予定とのことだ。

TAKUWAERU

今後は、常勤職員3名、非常勤3名、ボランティア複数名で運営し、平日の月曜日から金曜日(10:00~19:00)に開所するとしている。

■「TAKUWAERU」概要
所在地:栃木県宇都宮市砥上町331‐19
対象者:小学生中心+中学生、高校生、大学生、子育て中の親子 
開所日時:月~金(10:00~19:00)
スタッフ:常勤職員3名、非常勤3名、ボランティア ※元保育士、元塾講師、元教員、元スクールカウンセラー、コンサルタント等