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人材派遣管理システム「スタッフナビゲーター」を提供するユニテックシステムは、人材派遣会社に勤務し、年末調整業務を行っている担当者111名を対象に、派遣会社の年末調整業務に関する実態調査を実施し、その結果を公表した。
■約7割が年末調整の業務が「負担になっている」と回答
年末調整の業務が負担になっているか聞いたところ、「かなり負担になっている」という回答が19.8%、「やや負担になっている」という回答が47.7%という結果になった。
■「扶養控除等(異動)申告書」の回収方法、55.9%が「従業員に用紙を配付し記入してもらい回収」
勤め先では、扶養控除等(異動)申告書をどのような方法で回収しているか聞いたところ、「従業員に用紙を配付し記入してもらい、回収している」という回答が55.9%、「従業員に専用システムに入力してもらい、回収している」という回答が33.3%という結果に。
■年末調整手続きの電子化には税務署長の承認が不要となったことについて、54.8%から「知らない」の声
扶養控除等(異動)申告書を従業員に用紙を配付し記入してもらい、回収していると回答した人に、「年末調整手続き」の電子化には税務署長の承認が不要となったことを知っているかきいたところ、「知っている」という回答が45.2%、「知らない」という回答が54.8%だった。
■扶養控除等(異動)申告書の回収に関する課題、「期日までに提出してくれない」「記入した内容が間違っていることが多い」など
扶養控除等(異動)申告書を従業員に用紙を配付し記入してもらい、回収していると回答した人に、扶養控除(異動)申告書を回収する上で課題に感じていることを聞いたところ、「期日までに提出してくれない」という回答が74.2%、「記入した内容が間違っていることが多い」という回答が67.7%、「記入方法についての質問が多い」という回答が40.3%だった。
■「扶養控除等(異動)申告書」を用紙で配布している企業のうち8割以上から、「ペーパーレス化したい」の声
扶養控除等(異動)申告書を従業員に用紙を配付し記入してもらい、回収していると回答した人に、「扶養控除等(異動)申告書」の回収をペーパーレス化(電子化)したいと思うか聞いたところ、「非常にそう思う」という回答が30.6%、「ややそう思う」という回答が50.0%という結果に。
■今後の「扶養控除等(異動)申告書」の回収について、約4割が「ペーパーレス化を検討」
扶養控除等(異動)申告書を従業員に用紙を配付し記入してもらい、回収していると回答した人に、勤め先では、扶養控除等(異動)申告書の回収をペーパーレス化(電子化)する計画はあるか聞いたところ、「年内にペーパーレス化を計画している」という回答が4.8%、「来年以降でペーパーレス化を検討している」という回答が11.3%、「時期は決まっていないが、ペーパーレス化を検討している」という回答が19.4%という結果になった。
【調査概要】
調査概要:派遣会社の年末調整業務に関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年10月6日〜10月10日
有効回答:人材派遣会社に勤めており、年末調整業務を行っている担当者111名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない。
<参考>ユニテックシステム『【今年もやってくる年末調整!派遣会社に調査】年末調整業務を行う担当者の約7割が「負担になっている」と回答 約4割が「年末調整のペーパーレス化」を検討』