ブルームスキームは、2019年3月7日、人工知能と3Dスキャニングの技術を駆使した3D試着サービス「Kimakuri」の体験版を公開した。
ユーザーは、スマートフォンから顔写真・体型を登録することで、作成された自身の3Dアバターに1着1秒(※1)試着させることが可能になるという。またアパレル事業者は、ユーザーのアバターに自社商品を着せる形のコーディネート提案を送信することで、販売促進が期待される。
(※1):ブルームスキームの実証実験によって得られた数値。通信環境によっては、試着姿の表示に2秒以上かかる場合がある。
なお、体験版では、女性アバターの作成とコーディネート3種類の試着が可能となっており、体験版の公開を通じて、実証実験に向けたパートナー事業者を募ります。
同サービスの特徴は以下のとおりだ。
- 自身の3Dアバターを作成
- アバターを利用して服を試着
- アバターに服を着せた状態でコーディネート提案が届く
- アバターをSNS投稿することで他者の反応が分かる
- 気に入った服をすぐに購入
ユーザーが顔写真をアップロードすると、人工知能によって顔の3Dモデルを生成され、アバターの頭部として利用することができる。また、体型を細かく入力することができ、自身の3Dアバターを作成することができる。
3Dスキャンを用いて生成した規制服の3Dモデルを、自身のアバターに着せることが可能。
他ユーザー、スタイリストやアパレルメーカーから、自身のアバターに服を着せた状態でコーディネートの提案を受け取ることが可能。
さまざまな服を着た自身の3DアバターをSNS投稿することで、他のユーザーの反応(イイネの数など)をもとに、服が似合っているか否か、客観的な評価を得ることができる。
3Dアバターに試着させて気に入った服は、サービス内のマーケットプレイス上で、すぐに購入することが可能(体験版では未実装)。
今後は、ECサイトやWebカタログおよびファッション雑誌やカタログ誌、リアル店舗において、当該商品を試着した自身のアバターが表示される、試着ボタンのAPIやQRコードを提供するという。
img:kimakuri