無印良品を展開する良品計画は、ベトナムの伝統的な技法に学んだ天然素材を活用した収納用品として、シーグラス素材14アイテム、竹素材20アイテム、ラタン素材6アイテムを、9月6日および10月19日から全国の無印良品とネットストアにて数量限定で発売すると発表した。
同社は、地球環境対応を含む、未来に向けた生活や商品の在り方を考え、プラスチック商品の代替素材への移行を推進。無印良品では、カーボンニュートラルの観点から、天然素材を活用した商品開発をこれまで以上に進めているという。
今回は、水草の一種であるシーグラス、生長の早い竹とラタンの3素材を使用した商品を全40アイテム発売。
いずれもベトナム産で、熟練した編み手による独自の編み方で素早く正確にひとつひとつ手で編み上げられたバスケットは、なめらかで素材の風合いを活かした収納用品に仕上げられているとのことだ。
【シーグラス】
日本語で七島藺(シチトウイ)という湿地に自生する野草を使用。イ草と同様畳の原料にもなる丈夫さが特長の植物。やさしい香りがあり、なめらかな肌触りで、経年により色の変化も楽しめる。
【竹】
竹は生長が早く、軽量で、強度があるのに弾力性がある耐久性の高い素材。経年により色の変化が楽しめる。
【ラタン】
無印良品では約20年前から収納用品の素材として活用してきた馴染みのある天然素材。ラタンはヤシ科のツル性植物で、樹木に比べて生長が早く、「軽さ」「柔らかさ」「強さ」があり、かんたんに細長く裂いて複雑な曲線加工ができることから、バスケットやザルなどに適している。