リザライは、リザライで活動中のレズビアンの会員に「第二回・意識調査アンケート」を実施し、結果を公表した。

第二回・意識調査アンケート

■37.2%は友人にカミングアウトしている

まずは、カミングアウトの範囲について調査。複数選択可能で回答してもらったところ、カミングアウトの範囲としては友人が37.2%、同じセクシュアリティが25.0%、家族が17.2%と身近な存在が大半を占める結果に。

またリザライがゲイの人々に行った調査では、カミングアウトできてない割合が29.2%であったが、レズビアンの人々においては12.8%となっており、大きな差があることがわかった。

カミングアウトの範囲

日常生活で困っていること、悩んでいること「パートナーがいない」22.0%

次に、日常生活で困っていることや悩んでいることについて聞いてみたところ、「パートナーがいないこと」と回答した人がもっとも多く22.0%、ついで「結婚や恋愛の話題」が19.6%、「孤独を感じたり老後が心配」が13.1%となった。

日常生活で困っていることや悩んでいること

■約7割が「同性間の結婚を認める法律を作って欲しい」

続いて、今話題になっている同性婚の法制化について、「特になし」と回答した人(約9%)を除いたものが以下のグラフとなっている。

約7割の人が、「同性間の結婚を認める法律を作って欲しい」と回答し、また、13.5%は「結婚ではなくパートナーシップ制度等の内容を充実させて欲しい」と回答。

8割以上の人がゲイの人々への調査結果と同様に何らかの変化を求めている結果に。

る同性婚の法制化について

■半数以上「相手が希望すれば結婚式を挙げてもいいと思う」

また、結婚式についてはどう考えているのかを聞いてみたところ、もっとも多かったのは、「相手が希望すれば結婚式を挙げてもいいと思う」で50.5%となり、「挙げたくない」15.9%を大きく上回る結果となった。

結婚式について

【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査対象:リザライでアンケートにご協力いただいたレズビアンの会員374人
有効回答数(サンプル数):307人
集計期間:2023年6月29日~7月12日
調査機関:同社調査

<参考>
リザライ『第二回・意識調査アンケート』