三井情報(以下 MKI)は、DOREMING ASIA PTE. LTD.(以下 ドレミングアジア)の勤怠連動型給与自動計算システム「Doreming」と、Lien Viet Post Joint Stock Commercial Bank(以下 リエンベト郵便銀行)のデジタルウォレットアプリ「Vi Viet」を連携させた新たなサービスの提供をベトナムにて開始した。
3社は2018年5月に基本契約を締結しベトナム国内で試験運用を行い、1月28日よりハノイ市、ホーチミン市の2都市でサービスの本格提供を開始。今後はベトナム全土へサービスを拡大し、5年間で100万ユーザの獲得を目指すという。
今回の連携により、サービスを利用する従業員は必要な時に「Vi Viet」へ給与をチャージし、買い物や公共料金の支払いなどに利用することが可能となる。(銀行店舗での現金化も可能)
また利用する企業側にはシフト作成や勤怠管理、有給休暇の管理などの「Doreming」の機能が無償で提供。同サービスは日額給与の支払・受取だけでなく、通常の月次給与の支払・受取にも利用可能だという。
同サービスの特徴は、「Doreming」を利用することで、労働者が給料日を待たずに働いた分の給与をスマホで受け取り、決済などに利用できる点だ。労働者は余計な金利や手数料を負担する必要が無くなり、貧困や格差の是正に繋がることが期待されるという。
MKIは今回の取り組みにおいて、アジア地域でのネットワークや海外でのシステム構築経験を活かし、マーケティングやローカライズ対応を中心に推進してきたという。同社は、今回の経験を活かし東南アジア地域での金融ソリューションの展開を目指すとしている。
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