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LINEは、同社が運営するスマートフォン専用リサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」で、日本全国の男女を対象に、外出時にマスクを着用している人の割合やマスクを着ける場所などについて調査を実施し、結果を公表した。
■外出時のマスクの着用は「いつも着けている」と回答した人が約4割
外出時にマスクを着用している人はどのくらいいるのか、「屋内/車内」「屋外」のシーン別に調査。
「屋内/車内」「屋外」ともに、「いつも着けている」人の割合がもっとも高く4割前後となり、「だいたい着けている」人が2割台後半となった。
大きな差はないものの、「屋外」のほうが「いつも着けている」「だいたい着けている」人の割合がやや低く、「だいたい外している」人の割合がやや高くなっている。また男女の傾向としては、女性のほうが着けている人の割合は高い結果に。
■マスクを着ける場所は「屋内施設」や「公共交通機関」などの割合が高い結果に
「どのような場面でマスクを着用しているのか」については、全体でもっとも高かったのが「病院」で76%となり、僅差で「混雑している公共交通機関」「コンビニ、スーパー、商業施設」が続いた。
病院は年代が高くなるほど高くなり、60代では8割以上。「混雑している公共交通機関」は7割超となり、どの年代でも7割台となっている。
また「混雑していない公共交通機関」も比較的高い割合で、全体では6割超となっていることから、公共交通機関を利用する際は、混雑に関わらず感染予防を続けている人が多いことが判明。なお、グラフにはないが、10代では「学校(屋内)」が75%と着用する場面としてはもっとも高い項目となったという。
全体的にどの項目も割合が高く、いずれかの項目で着用すると回答した人は約97%となった。
■今後のマスクの着用意向は「着用したい」人が5割超、「外したい」人が3割弱
今後のマスク着用意向については、全体では「常に着用したい」「できるだけ着用したい」を合わせた「着用したい」意向が55%と半数以上に。
年代別にみると、10代では「着用したい」人は50%で、「できるだけ外したい」「常に外したい」を合わせた「外したい」人は32%となった。
20代では、「着用したい」人は44%となり全年代でもっとも低く、20代以降は年代が上がるにつれて「着用したい」人の割合が増え、50代、60代では6割以上となっている。現状のマスク着用状況と同様に、男女別では女性のほうが「着用したい」人の割合が高くなった。
■マスクを「着用したい」人の理由は「自分が感染したくないから」、「外したい」人の理由は「息苦しく感じるから/暑苦しいから」が1位
今後マスクを「着用したい」人、「外したい」人それぞれに理由を調査。
「着用したい」人の理由の全体1位は、「自分が感染したくないから」がもっとも高く約7割となり、年代別でみてもすべての年代で1位となった。
2位以降では少し違いがみられ、10代では2位に「マスクを外すのが恥ずかしい/顔を見られたくないから」が5割弱でランクイン。この項目は若年の中でも特に女性で高く、10代女性では6割超で、20代女性でも4割超となっている。
また10代では、4位の「まわりの人の目が気になるから」、5位に「まわりの人がみんな着けているから」も、他の年代に比べて高い結果に。
20~30代では、5位以内には入らなかったが男性では「ヒゲをそるのがめんどうだから」、女性では「メイクをするのがめんどうだから」が他の年代に比べて高くなった。30代以降では、年代が上がるにつれて「まだ収束していないと思うから」の割合が高くなる傾向がみられ、5~6割台に。
また、新型コロナウイルスの予防とは別に「花粉症やその他のアレルギー対策のため」「風邪やインフルエンザ対策のため」にマスクの着用意向がある人がどの年代でも一定層いることも判明。
続いてマスクを「外したい」人に、外したい理由を聞いたところ、どの年代でも「息苦しく感じるから/暑苦しいから」がもっとも高い理由となった。
「マスクを着けることがめんどうだから」は、10代~40代で2位。また10代、20代では「肌のかゆみや荒れが気になるから」が、他の年代に比べ高くなっている。
ランキングには入っていないものの、女性20代では「メイクが落ちるから」が5割弱と高い割合に。50代、60代では「メガネがくもるから」の理由が上位となり、不便さを感じる人が多い様子がうかがえた。
LINEリサーチは、今後も国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤に、様々な調査を定期的に実施していくとのことだ。
【調査概要】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~69歳の男女
実施時期:2023年5月9日
有効回収数:10,450サンプル
※市場の性年代構成比にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合がある
<参考>
LINEリサーチ『「マスクの着用」に関する調査』