福岡県直方市は、学校と家庭の連絡手段をデジタル化することを発表した。
これまで学校と家庭の連絡といえば、「電話」や「連絡帳」が主な手段となっていた。しかし、保護者が朝の忙しい時間帯に学校へ電話連絡してもなかなか学級担任につながらなかったり、風邪やインフルエンザ等の流行時期には学校の電話が鳴りっぱなしだったりすることから、その体制が課題となっていたという。
そこで直方市は2023年度、保護者と教職員相互の電話連絡による負担を軽減する目的で「ロイロノート・スクール」という授業支援クラウドシステムを導入。
同アプリの活用により、保護者がスマートフォンを用いて学校と連絡をとりあうことで、保護者と教職員の電話対応に割く時間を子どもに向き合う時間に充てることができるとしている。
加えて、「学校だよりのデータ配布」「アンケートや行事等の日程調整」も同アプリを活用することで、印刷や配布時間の手間、紙の節約にもつながるとのことだ
【「ロイロノート・スクール」機能概要】
●出欠連絡・検温・健康観察の自動集計
●保護者/生徒が出欠カードを使って出欠、欠席理由、検温情報を教員へ連絡
●提出された出欠連絡は自動で出席簿に記録
●教員による出席簿の編集、編集履歴管理
●月ごとの出席簿をCSV形式で外部出力