フォーステック、KDDI総合研究所、ヘラルボニーの3社は、5月18日から22日まで、G7広島サミット2023の国際メディアセンターにIoTスマートごみ箱「SmaGO(スマゴ)」を設置し、デジタル技術とアートとの融合による持続的社会の実現に向けた取り組みを紹介している。
フォーステックが展開する「SmaGO」は、リアルタイムにゴミの蓄積状況を把握することが可能。投入されたゴミは、自動的に5分の1に圧縮される仕組みになっており、ゴミ回収回数の削減につながるという。また、上部に設置したソーラーパネルで動力を確保するため、環境に優しいゴミ箱となっている。
フォーステックとKDDI総合研究所は、ぽい捨てやごみ箱からの溢れを防ぐため、県内にSmaGOを設置し、人流データやSmaGOで収集したごみの蓄積データをKDDI総合研究所が開発したシミュレータで分析。これにより、SmaGOの設置効果の検証を行っている。
G7広島サミット国際メディアセンターでは、これらの取り組みを紹介するとともに、KDDI総合研究所が開発した「資源自動判別装置搭載SmaGO」のプロトタイプを設置し、デモンストレーションを行っているという。同装置は、投入されるごみの種類(びん、缶、ペットボトル)を自動で判別可能とのことだ。
フォーステックとKDDI総合研究所は、海洋プラスチックごみの削減に向け、ぽい捨てごみの削減と資源循環の促進を目指すデジタルトランスフォーメーションを推進していくとしている。