ユーグレナは、マレーシアに「熱帯バイオマス技術研究所」を開設したと発表した。
東南アジアに位置するマレーシアは、熱帯気候のため植物が光合成をするのに適した地域。世界的にみても生物多様性が非常に高く、豊富な生物資源(バイオマス)を有している。
「熱帯バイオマス技術研究所」では、マレーシアの気候と多様なバイオマスを活かして、ユーグレナなどの微細藻類、その他の藻類や植物など、バイオ燃料原料用途のバイオマス生産・利用の最大化・最適化を中心とする研究を実施するほか、マレーシアを含むASEAN圏におけるバイオマス関連の研究開発の推進を目指すとのことだ。
■「熱帯バイオマス技術研究所」概要
・研究所名:熱帯バイオマス技術研究所(Euglena-UTM satellite lab)
・所在地:Euglena-UTM satellite lab (EUTM), MJIIT, UTM-KL Campus, Jalan Sultan Yahya Petra,54100 Kuala Lumpur, Malaysia.
・主な研究機能:藻類をはじめとしたバイオマスの探索および生産技術開発、海外研究戦略の立案等
なお、この「熱帯バイオマス技術研究所」の開設に伴い、「藻類エネルギー技術研究所(三重県)」の機能を「熱帯バイオマス技術研究所」と「資源サーキュラー技術(佐賀県)」に移管。
同社は、持続可能な社会の実現のため、ユーグレナをはじめとする微細藻類等を活用し、ヘルスケア事業やバイオ燃料事業、ソーシャルビジネスを行っている。今後も、社会課題解決に貢献する技術として微細藻類等の活用用途拡大を目指し、さまざまな培養方法などの研究を推進していくとのことだ。