スズキは、人的資本投資の取組みの一環として、従業員持株会の奨励金付与率を現在の5.6%から100%へ引き上げたことを発表した。
従業員持株会は、毎月の給与から一定額を天引きして自社株式を継続的に購入する制度で、スズキは1973年に従業員の福利厚生制度の一つとして導入。
1口1,000円と少額から購入できるとともに、積立額に対して5.6%の奨励金を支給することで、従業員の資産形成を後押ししてきたという。
今回、奨励金付与率を積立額の100%(奨励金額上限10,000円)に引き上げ、魅力的で加入しやすい制度とすることで、従業員の資産形成を後押しするととも、経営参画への意識を向上していくとしている。
スズキは、今後も福利厚生制度を拡充していくことで従業員が一致団結し、一丸となって「2030年度に向けた成長戦略」を達成していくとともに、人と社会に必要とされる会社を目指すとのことだ。