実験の背景
消費財のサプライチェーンは国民生活を支えるライフラインであり、大規模災害が発生した場合などでも、サプライチェーン上の在庫や輸送状況等の情報をリアルタイムで共有し、柔軟かつ円滑な物資共有ができる環境を整備することが重要だ。
今回の実証実験には、消費財メーカー6社・卸2社・小売1社・物流3社が参加し、生活必需物資や物流資材にRFIDを貼り、メーカーから小売店舗までの配送経路上で、いつ・どこに・何があるかをリアルタイムで把握できる仕組みを構築し、その有効性を検証するとのこと。
同社は2017年度にコンビニ各社と実施した「RFIDを利用したサプライチェーン情報共有システム」の実証実験以降、継続して経産省の実証実験に参加してきた。今回は、同社が提供するRFID導入検証支援サービスの機器とアプリケーションを活用し、実験計画の作成支援から実験実務支援まで担当する。商品や物流資材(台車・折りたたみコンテナ・トラックコンテナ)に装着するRFIDも、その用途や特性に合わせて最適なものを選定して提供するという。
実証実験の内容
実証実験の内容は以下のとおり。
■実証実験① 海上輸送パターン 2023年1月20日(金)~24日(火)
関西メーカー⇒関西物流拠点⇒敦賀港⇒新潟港⇒関東物流センター
■実証実験② 陸上輸送パターン 2023年3月6日(月)~9日(木)
関西物流拠点⇒新潟卸物流拠点⇒東北卸物流拠点⇒東北小売物流拠点⇒小売店舗
■同実証実験に関する経済産業省のリリース https://www.meti.go.jp/press/2022/03/20230306001/20230306001.html
■大日本印刷株式会社
https://www.dnp.co.jp/
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