世界最大級のストックフォトサイト「iStock」(以下、iStock)は、3月8日の国際女性デーを前に、女性を描いた人気のビジュアルを分析するとともに、「今、求められているビジュアルコンテンツ」を具体的な数字とともに明らかにしたガイドライン「VisualGPS」の調査結果を公表した。

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iStockで選ばれている人気のビジュアルを見ると、女性が描かれているものは男性が描かれているものの2倍多くなっているという。

人々のリーダー的な役割が描かれている人気のビジュアルでは、女性が描かれているものは男性が描かれているもののわずか半分という結果に。

反対に、「主婦」や「親」といった家庭的な役割が描かれている人気のビジュアルに関しては、女性が描かれているものは男性が描かれているものの2倍多いことが分かった。

厚生労働省が公表した2021年の労働力人口に関する調査結果によると、労働力人口総数は6,860万人のうち女性の割合は44.6%とおよそ半数を占める。男女ともに社会で活躍しているにも関わらず、「リーダー的役割=男性」、「家庭的役割=女性」といったステレオタイプがいまだに根強く、ビジュアル選択にも反映されていることが明らかとなった。 

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こうした結果を受け、iStockは、企業やマーケターは多角的な視点を持ち、「あらゆるジェンダーアイデンティティの女性を検討したか」「あらゆるボディサイズの女性を活き活きと表現できているか」「障害のある女性が社会で活躍している様子を表現できているか」など、ジェンダーギャップを考慮したビジュアル選択していくことが必要だとした。